中高生の英語力:目標には及ばず、しかし成長の兆し見える~文科省の最新データから

雑記・日記

驚きの結果!中高生英語力向上も政府目標未達成 ~ 文科省調査が暴く真実

中高生 英語力

「中高生の英語力:政府の目標に達せず」

全国の公立中学・高校生の英語力について、政府が設定した目標が達成されなかったことが、文部科学省の最新の調査で明らかとなった。

中学3年生において英検3級相当以上の英語力を持つ生徒の割合は49.2%、高校3年生で英検準2級相当以上の能力を持つ生徒の割合は48.7%となり、いずれも政府の目標であった50%に届かなかった。

 

「改善の兆しも見られる」
一方で、前回の調査からそれぞれ2.2ポイント、2.6ポイントの向上が見られ、英語力の向上傾向自体は続いている。

 

「調査の手法」
この調査は、生徒が英検などの外部検定試験の資格を取得しているか、または教員がその生徒が同等の英語力を持つと判断したかを基に集計された。

 

中学3年生では、資格取得者が27.3%、教員判断が21.9%、高校3年生では資格取得者が30.2%、教員判断が18.4%となり、いずれのカテゴリーも増加傾向にあった。

 

「地域別の結果」
地域別の結果を見ると、中学3年生の英語力で最も高かったのはさいたま市の86.6%で、福井県の86.4%、横浜市の66.0%と続いた。

全体のうち、11の都道府県と13の政令市が政府の目標である50%を超えていた。一方で、最下位は島根県の34.1%だった。

 

「高校生の英語力」
高校3年生については、50%以上の英語力を持つ生徒がいるのは18の都府県で、その中で最も高かったのは福井県の60.8%、富山県の60.5%、石川県の57.7%だった。

今回の調査では新たに英検2級相当以上の英語力を持つ生徒の割合も算出し、その結果は全体で21.2%だった。

 

「教員の英語力」
また、英語を教える教員の中で英検準1級相当以上の資格を持っている割合も調査された。

その結果、中学では前回比0.8ポイント増の41.6%で年々増加傾向にあるのに対し、高校では2.6ポイント減の72.3%となった。

 

「ICT機器の活用」
小中高校でのICT機器の活用状況も調査の一部であり、「児童生徒による発話や発音などを録音・録画する活動」の実施率については、小学で66.1%、中学で78.4%と前回から10ポイント以上の増加が見られた。

高校でも約20ポイント増の69.6%となり、ICTの利用が増えていることが伺える。

 

子供たちの教育

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