いつも気になる高速道路(ETCゲート)の近くに立っている青い服を着たおじさん達
高速道路の出入口のETCゲート付近には警察官がよく立っています。彼らがそこにいる目的は何でしょうか?
これらの警察官は通常、「高速隊」と呼ばれる高速道路交通警察隊に所属しており、全身青色の制服に黒色のブーツ、ヘルメットを着用していることが特徴的です。
ETCゲート近くの警察官の主な任務は、クルマに乗っている人がシートベルトを着用しているか、携帯電話を操作していないかなどの交通違反を監視し、違反がある場合には取り締まりを行うことです。
特にシートベルトの着用については、後部座席の着用率が低いため、警察官は目視でしっかりとチェックしています。
2022年に実施された調査によれば、運転席と助手席のシートベルト着用率はそれぞれ96%以上だったのに対し、後部座席の着用率は一般道路で42.9%、高速道路で78%だったという結果が出ています。
シートベルトを着用していないと、事故の際に車外へ投げ出されるなどのリスクが増えます。また、後部座席の人がシートベルトを着用していない場合や、6歳未満の子供がチャイルドシートに乗っていない場合には、運転手に交通違反切符が切られる可能性があります。
高速道路では車の速度が速いため、携帯電話の使用も重大な問題となります。携帯電話の画面を数秒見ているだけでも、車は大きく進んでしまいます。
携帯電話の使用は交通違反となり、違反点数が加算され、罰金が科される可能性があります。そのため、携帯電話はサービスエリアやパーキングエリアで休憩中に使うようにしましょう。
高速隊の警察官は交通違反の取り締まりだけでなく、事故対応や交通規制など高速隊の警察官は交通違反の取り締まりだけでなく、事故対応や交通規制などの業務も担当しています。また、逆走する車の警戒も行っています。
運転手が膝の上に犬を乗せて運転しているなど、他の交通違反や危険な行為をしている場合にも、車を停止させる可能性があります。
警察官以外にも、NEXCOのスタッフが料金所の入口付近で荷崩れや積荷の落下が予想される車の取り締まりを行うこともあります。
これらの行動は全て、高速道路での安全確保のために行われています。